フレイル(n=25; 75.8 ± 8.5 years)、脳神経疾患の既往歴がある者(n=14; 74.4 ± 8.5 years)、整形外科疾患の既往歴がある者(n=21; 72.3 ± 5.8 years)(全対象者:n=71; 73.0 ± 6.5 years) を対象に、自ら掛け声をする歩行と掛け声をしない歩行を比較した。靴内に設置したフットスイッチから歩行の時系列データを取得し、フラクタル指数(α)を算出した。αの中央値で対象者を二群に分けて比較したところ、すべての対象者と整形外科疾患の既往歴がある者の比較において、α低値群のみでαの上昇が観察された。
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