本研究では、体育授業において効果的な話し合い活動を導く要素として、「聞き手の能動的行為」、「話し合いの方略」、「役割」の3つが、話し合い活動の逐語記録から抽出された。「聞き手の行動的行為」とは、聞き手が、主体的に話し手の意見を取り入れようとしている行為のことを示し、「話し合いの方略」は採用している話し合いの仕方の課題への適合を、「役割」は話し合い活動を円滑に進めるための役割の存在をそれぞれ示している。 また、これらの要素に対する介入を行った結果、児童のゴール型ゲーム理解を促進する話し合い活動を実現することができた。
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