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2016 年度 実績報告書

地域における里親支援強化のための行政保健師教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15H06799
研究機関福岡大学

研究代表者

池田 佐知子  福岡大学, 医学部, 准教授 (70640275)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2017-03-31
キーワード里親支援 / 行政保健師 / 教育プログラム
研究実績の概要

平成27年度までの研究をもとに、「行政保健師のための里親支援のための研修会」として「里親現状」「里親制度」「里親母子保健事業利用調査結果」「母子保健事業利用時の里親の声」「里親に関する保健師へのインタビュー結果」「グループワーク」の項目で資料を作成し、平成28年6月に福岡大学の倫理審査の承認を得た。
平成28年7月~11月において、研究協力に承諾の得られた盛岡市、鹿児島市、伊万里市、札幌市の母子保健・児童福祉担当職員計72名(内保健師49名)に対し里親支援に関する研修会を各現地機関で実施した。研修受講前、研修受講直後及び研修受講後3か月目にそれぞれアンケート調査を実施し、研修に対する<興味><役立ち><理解><知識定着><実践の自信>の観点で学習効果の検証を行った。「興味」「役立ち」については研修直後に10段階で評価し、<理解><知識定着>については研修実施前、実施直後、及び3か月後に知識に関する設問で評価し、<実践の自信>については、実施直前、直後と3か月後で10段階評価を比較した。
保健師49名分のアンケートの分析結果では、<興味>に関しては「里親制度」への興味が最も高く平均9.224、次いで「里親の声」が9.163、「保健師へのインタビュー」が8.918と続いた。<役立ち>では、「里親制度」が9.510と最も高く、次いで「里親現状」が9.163、「里親の声」が9.102と9ポイント以上の評価であった。里親支援に関する<実践の自信>では、実施前は平均4.464であったが、研修会直後は7.878と3.414ポイント上昇した。3か月後については、里親支援を実践したものからのみの回答で6.889であった。研修会直後より低下したものの、研修前より2.425ポイント上昇していた。
研修会の実施が、保健師の里親支援能力向上に寄与すると示唆された。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 里親子の母子手帳に関する課題検討2017

    • 著者名/発表者名
      池田佐知子
    • 学会等名
      第5回日本公衆衛生看護学会学術集会
    • 発表場所
      仙台国際センター
    • 年月日
      2017-01-22 – 2017-01-22
  • [学会発表] 里親の市町村母子保健・育児支援サービスにおける満足・不満足内容検討2016

    • 著者名/発表者名
      池田佐知子
    • 学会等名
      第75回日本公衆衛生学会
    • 発表場所
      グランフロント大阪
    • 年月日
      2016-10-27 – 2016-10-27

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公開日: 2018-01-16  

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