研究課題
研究活動スタート支援
本研究課題では、社会性昆虫アリである沖縄産トゲオオハリアリ(Diacamma sp.)を対象に、各個体の胸部にバーコードタグを接着剤で貼り付け、画像解析するソフトウェアを用いることにより、コロニー(巣)内の全個体の位置・向き情報を1秒1コマの高い時間解像度で長期間取得する実験システムを室内において構築した。そこから、社会性昆虫がどのように統合され、集団的な秩序を形成しているかの一端を明らかにした。また、動物行動における探索行動の理論研究をすすめ、性的二型が進化しうる条件を明らかにした。
行動生態学、複雑系科学