磁場閉じ込め核融合では約1億度の超高温プラズマを生成し長時間維持することが必要とされる。これを実現させるためには高効率・大電力な電子サイクロトロン共鳴加熱(ECRH)と,核融合プラズマの熱・粒子輸送の制御が必須である。加熱の高効率化及びECRHによる輸送制御のためには、加熱特性を正確に評価する必要がある。そのため、(1)入射ミリ波の電力及び偏波モニターの高時間分解能化、(2)プラズマに吸収される加熱電力の空間分布評価のための電子サイクロトロン放射計測の計測領域拡張、(3)プラズマ中の電子熱速度の非等方性計測のための偏光分光計測器の開発を行った。
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