本研究の遂行にあたり必須である、自動訓練装置の確立、および大規模化に努め、結果的に最大48匹のマウスを同時に訓練可能にした。これにより行動実験の効率が格段に上がり、複数の新規行動実験系の確立に成功、2015、2016年度の北米神経科学会で発表した。さらに、それらの成果を論文にまとめ上げ、すでに投稿まで終了している。行動実験系の確立が予想以上にうまくいき、それ自体まとまった業績となる一方で、論文の投稿準備に集中して取り組んだため、当初の予定であった注意課題の確立は若干遅れている。しかしながら、すでに行動実験の準備は終了して、訓練の各種条件を検討中である。
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