タンパク質の結晶構造解析において,特に高難度試料の場合,現状簡便に解析が可能な20-30 μm以上の大きさの結晶の作製は困難である場合が多い.本研究では多数の微小結晶を用いたデータ収集およびデータ処理の自動化を行うことで,構造解析可能な構造振幅データを自動で得られるようにした. はじめに微小結晶を用いたデータ収集・処理のワークフロー化を行い,これまで手作業が必要であった部分の自動化およびデータ処理プロトコルの確立を行った.これにより,微小結晶作製から構造決定までのプロセスが大幅に短縮された.共同研究により入手した試料を用いてテストを行い,既に多数の構造決定に成功している,
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