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2016 年度 実績報告書

外来及び一般病棟看護師が行う多量飲酒者へのアセスメント及び介入の実態

研究課題

研究課題/領域番号 15H06869
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究

研究代表者

内野 小百合  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, その他, 助教 (90758757)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2017-03-31
キーワードアルコール / 多量飲酒 / 看護師 / アセスメント / 看護介入
研究実績の概要

本研究は、外来及び一般病棟看護師がアルコール関連問題患者の何をアセスメントし、背景にあるアルコール問題を把握した場合どのように介入しているか、その実態を把握することが目的である。
平成27年度、質問紙を送付したが予定数に満たなかった。そのため平成28年度はネットワークサンプリングに切り替え、追加で質問紙を送付した。全1033件送付し、計378名からの回答を得た。外来及び一般病棟看護師のうち「アルコール関連問題に対する知識」があると回答した者は22%であった。看護師は食事や睡眠、飲酒の頻度など一連の情報収集を行っていたが、アルコール依存症に特化する項目について聞く者は少なかった。また、対象者に介入を行っていた看護師は約2~3割であった。病棟内に活用できる介入プログラムがあると回答した者は数名、介入時に心強い人等がいるとの回答は約1割であった。一方、アルコール依存症の知識、アディクションについての知識がある者は、アルコールに特化したアセスメントや介入を行っている傾向にあった。
また、全国の看護師30名からインタビューを行った。精神看護専門看護師、慢性疾患看護専門看護師の資格を保有する者、精神病棟やアディクション専門施設の勤務経験がある者は患者の身体疾患だけでなく、「その人そのもの」を把握しようと関わりを行っていた。
以上より、アルコール関連問題に看護師が積極的に介入するためには、さらなる看護師のアディクションに関する知識の獲得、資源や環境の整備が必要であるとの示唆を得た。
なお、専門学会において、一部の量的データの結果を発表した。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 外来及び一般病棟において看護師が行う多量飲酒者のアセスメント及び介入の実態2016

    • 著者名/発表者名
      内野小百合、川井田恭子、小室葉月、瀬在泉、髙橋聡美、松下年子
    • 学会等名
      第36回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      2016-12-11 – 2016-12-11
  • [学会発表] 外来及び一般病棟において専門看護師が行う多量飲酒者のアセスメント及び介入の実態2016

    • 著者名/発表者名
      内野小百合、松下年子
    • 学会等名
      第15回日本アディクション看護学会学術集会
    • 発表場所
      武庫川女子大学
    • 年月日
      2016-09-03 – 2016-09-03

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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