研究課題
リポソーム結合GPC3ワクチンをマウスに投与することにより、従来法のIFAペプチドワクチンよりも効率的にペプチド特異的な細胞傷害性T細胞を誘導できることを確認した。GOC3発現がん細胞を移植したマウスにリポソーム結合GPC3ワクチンを投与することにより、腫瘍の成長が抑制されることが確認した。
2: おおむね順調に進展している
研究の中心的な結果となる腫瘍効果が早期に確認されたため、その後の解析等に時間を割くことができたから。
人工多能性幹細胞に由来するミエロイド細胞を遺伝子改変することにより、自己増殖可能なミエロイド細胞を構築する。自己増殖による癌化を防止するために、自殺遺伝子を導入して安全性の向上を目指す。この細胞にT細胞プライミングに重要な分子を導入することにより強力な抗原提示細胞を作製する。これとリポソーム結合ペプチドを併用することにより、がん抗原特異的な細胞傷害性T細胞を誘導する方法を開発する。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件)
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