現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
EGFRはEGF刺激により数分の間にポリユビキチン化され、エンドサイトーシスにより取り込まれた後、リソソームまで運ばれ分解される。一方、エンドサイトーシスされたEGFRの一部は脱ユビキチン化酵素USP8によりユビキチン鎖が除去され再び細胞膜に局在化する(Mizuno et al, Mol Cell Biol, 2005)。先行研究によりEGFRはK11、K48、K63鎖型のユビキチン修飾を受けることが報告されている(Huang, F et al, Mol Cell, 2006)が、鎖の種類と長さの関係については依然不明である。そこでFLAGタグ融合EGFR発現細胞を作製し、EGF刺激依存的に付加されるユビキチン修飾の種類を検討した。この結果、EGF刺激依存的にEGFRは主にモノユビキチン化およびK63鎖が付加されていることが明確となった。
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