研究課題
平成28年度は,以下の研究を実施した.①2回目の評価実験の実施と分析:改善されたインタフェースを実装したインクルーシブ人形劇システムを用いた評価実験を行った.評価実験で得られたデータより,システムの情報保障における有効性を確認した. ②デザイン指針の再検討:評価実験で得られた知見を基に,専門家らと会議を行いデザイン指針の策定を行った.成果発表:平成27年の成果について、Interaction Design and Children 2016(マンチェスター・UK),International Conference on Computers Helping People with Special Needs 2016(リンツ・オーストリア)での発表を行った.また平成28年度に得られた研究成果は,第15回デジタルコンテンツクリエーション研究会(香川)において発表した.また,平成29年度4月開催のInternational Conference on Computer Supported Education2017(ポルト・ポルトガル)への投稿を行いすでに受理されている他,国際会議であるthe 2017 Conference on Interaction Design and Children(スタンフォード・USA)へ投稿済みである.現在,the ACM annual conference on Human Factors in Computing Systems2017への投稿を計画している.
2: おおむね順調に進展している
平成28年度では聴覚障害児に対応したインタフェースを持つ人形劇システムの評価実験を行い,システムの情報保障における有効性を確認している.また,次年度に向けたデザイン改善を行うための指針についても決定済みである.研究成果について第15回デジタルコンテンツクリエーション研究会(香川)で発表済みであり,また平成29年度4月に開催されるInternational Conference on Computer Supported Education 2017に投稿し、受理されている。他,2件の国際会議にも投稿中である.
平成29年度では,3回目の評価実験の実施,及びその結果の総合的な分析を行う予定である.また研究成果について,国内外の論文誌への投稿を計画しており,既に一本は投稿中の段階である.3年間の研究をまとめ,博士論文の作成・提出を行う.
すべて 2017 2016
すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)