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2017 年度 実績報告書

比較考古学からみた初期国家形成―葬送儀礼を中心に―

研究課題

研究課題/領域番号 15J01238
研究機関筑波大学

研究代表者

Blajhribar Kubo Petra  筑波大学, 人文社会科学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2015-04-24 – 2018-03-31
キーワード比較考古学 / 日本列島 / ヨーロッパ / 古墳時代 / 民族移動時代 / ゲルマン系 / 葬送儀礼 / 副葬品
研究実績の概要

今年度は、昨年度に引き続き、古墳時代とゲルマン系の社会を中心として研究を行い、その成果をもとに、リュブリャーナ大学文学部で、日本列島における古墳時代についての学術講演(①)を行うとともに、5月のほぼ一ヶ月間にわたる海外調査(②)を行いました。また、現スロヴェニア地方におけるゲルマン系のクラニ・ラユフ墓地に関する武器と題する論文(③)を発表する予定です。
①日本列島における古墳時代を中心とした日本考古学について5月17日にリュブリャーナ大学文学部においてObdobje kofun na Japonskem (3.~7. stoletje), s poudarkom na polozaju zenskih poglavark(日本列島における古墳時代(3~7世紀)―女性首長を中心に―)と題する講演を行いました。スロヴェニア語で日本列島における古墳時代についての初めてで唯一の発表となり、日本考古学および日本考古学においての専門用語は研究代表者によって初めてスロヴェニア語に翻訳されました。
②2017年5月に22日間にわたる海外調査を行いました。この調査は、現スロヴェニア地方(リュブリャーナ大学文学部考古学学科及びスロヴェニア国立博物館)および現イタリア地方におけるゲルマン系の副葬品に関する資料を収集することが大きな目的でした。チヴィダーレ・デル・フリウーリというゲルマン系の遺跡や遺物が豊富な都市や同地の博物館(チヴィダーレ・デル・フリウリ国立考古学博物館)を訪ね、最新のデータベースを作成しました。
③現スロヴェニア地方を中心とし、ゲルマン系の社会で用いられた副葬品と埋葬パターンを検討し、「5~6世紀の現スロヴェニア地方におけるゲルマン系戦士の副葬品―クラニ・ラユフ墓地を中心に―」と題する論文を昨年度(2017年3月)に発表しましたが、この論文の成果にもとづき、ゲルマン系の埋葬施設から出土している刀子およびナイフの問題を取り上げて来年度に論文として発表する予定です。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Obdobje kofun na Japonskem (3.~7. stoletje), s poudarkom na polozaju zenskih poglavark(日本列島における古墳時代(3~7世紀)―女性首長を中心に―)2017

    • 著者名/発表者名
      Petra Blajhribar Kubo
    • 学会等名
      リュブリャーナ大学文学部、学術講演
    • 招待講演

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公開日: 2018-12-17  

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