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2015 年度 実績報告書

アドホックネットワークにおける位置依存サービスのための検索手法の提案

研究課題

研究課題/領域番号 15J02496
研究機関大阪大学

研究代表者

駒井 友香  大阪大学, 情報科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2015-04-24 – 2017-03-31
キーワードアドホックネットワーク / 位置依存サービス / 凸包検索 / k最近傍検索
研究実績の概要

本研究では、アドホックネットワークにおける位置依存サービスのための検索手法として、ネットワークの地理的な凸包領域を算出する凸包検索手法や、ユーザが指定した特定の位置から距離の近いk個の端末(ユーザ)やデータを探索するk最近傍検索手法を提案した。これらの手法は、通信量および遅延を低減しつつ、高い検索精度を達成することができる。
ネットワークの地理的な凸包を算出する際、全ての端末の情報を取得する必要はなく、凸包の頂点となる端末のみの情報を取得することができればよい。そのため、各端末で自身が凸包の頂点であるか自律的に判断し、頂点端末ではない端末へのメッセージの送信を抑える仕組みが必要となる。提案手法では、ネットワークの境界となる端末を一周まわるようにメッセージを送信し、境界となる端末のうち凸包の頂点に含まれない端末の情報は返信しない手法を提案した。これによって、不必要な通信量を削減することができる。
また、端末の移動により刻々と凸包の外形および領域は変化するため、継続的に凸包の領域を把握したいという要求もあると考えられる。そのため、本研究では定期的に凸包検索を行うのではなく、各端末が自律的に凸包の変化するタイミングを検出し、そのタイミングのみで凸包の変化した部分のみを更新する手法を提案した。これにより、効果的に凸包の領域を継続的に把握することができる。
さらに、端末の保持している位置情報を含むデータに対してk最近傍検索を行うk最近傍データ検索手法も提案した。提案手法では各端末が周辺のデータをコピーとして保持しておくことで、検索範囲を小さくすることが可能である。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Top-k Query Processing and Malicious Node Identification Based on Node Grouping in MANETs2016

    • 著者名/発表者名
      Tsuda, T., Komai, Y., Hara, T., and Nishio, S.
    • 雑誌名

      IEEE Access

      巻: 4 ページ: 993-1007

    • DOI

      10.1109/ACCESS.2016.2541864

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] K Nearest Neighbor Search for Location-Dependent Sensor Data in MANETs2015

    • 著者名/発表者名
      Komai, Y., Sasaki, Y., Hara, T., and Nishio, S.
    • 雑誌名

      IEEE Access

      巻: 3 ページ: 942-954

    • DOI

      10.1109/ACCESS.2015.2445323

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] アドホックネットワークおける凸包領域の継続的な検索手法2016

    • 著者名/発表者名
      駒井友香
    • 学会等名
      第5回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム
    • 発表場所
      ヒルトン福岡シーホーク
    • 年月日
      2016-02-29 – 2016-03-02
  • [学会発表] Processing Convex Hull Queries in MANETs2015

    • 著者名/発表者名
      Yuka Komai
    • 学会等名
      Int’l Conf. on Mobile Data Management (MDM2015)
    • 発表場所
      Pittsburgh, Pennsylvania, USA
    • 年月日
      2015-06-15 – 2015-06-18
    • 国際学会

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公開日: 2016-12-27  

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