• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

c-Myb DNA結合ドメインの機能に着目した生物学的揺らぎの多角的解析

研究課題

研究課題/領域番号 15J03576
研究機関京都府立大学

研究代表者

稲葉 理美  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2015-04-24 – 2017-03-31
キーワード熱力学量 / 構造揺らぎ
研究実績の概要

2016年度は、前年度にNMRや熱測定で得られたc-Myb DNA結合ドメインに関する知見をさらに多角的に評価するべく、1分子解析や高圧下での研究を進めた。1分子解析は、SPring-8の高輝度X線を用いた時分割測定(DXT)を適用し、DNA結合に伴う運動性変化をミリ秒~マイクロ秒で追跡した。測定にあたり、変異体の作製やプローブのラベル部位などの検討も進め、1分子系のアンサンブル量の運動性変化と多分子系での揺らぎの情報がよく相関することを明らかにした。加えて、DNA結合状態での揺らぎの減少が認められ、これはITCやDSCで得られたエントロピー変化量の結果と相関することも明らかとなった。
高圧解析では、ダイアモンドアンビルセルを用いて、1 GPaを超える圧力まで測定することで、圧力軸での安定性の差異を明らかにすることに成功した。対象タンパク質の変性圧力中間点は約800 MPaであり、蛍光やNMR測定条件下においてはフォールド構造内の揺らぎを検出可能であることも示した。また、変異体を用いた実験により、タンパク質内部のキャビティと部分モル体積変化(ΔV)との間に良い相関を見出した。これらの結果は、これまでの温度変化やpH変化により得られた揺らぎの情報とも一致する。現在、双方ともに論文執筆中である。
さらに、リピート間の構造安定性に着目した研究も進め、c-MybがDNA結合に2つのリピートが必須である裏付けをフォールディングに関わる熱力学量により実証した。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] 蛋白質の動的構造と機能相関解明に向けた熱力学解析2016

    • 著者名/発表者名
      稲葉理美、織田昌幸
    • 雑誌名

      熱測定

      巻: 43 ページ: 126-130

    • 査読あり
  • [学会発表] Structural dynamics of c-Myb DNA-binding domain revealed by variable temperature and pH studies2016

    • 著者名/発表者名
      Satomi Inaba, Masayuki Oda
    • 学会等名
      2016 AuPS/ASB Joint Meeting
    • 発表場所
      Adelaide (Australia)
    • 年月日
      2016-12-04 – 2016-12-07
    • 国際学会
  • [学会発表] Thermodynamic studies on protein conformational fluctuations2016

    • 著者名/発表者名
      Satomi Inaba, Masayuki Oda
    • 学会等名
      16th International Confederation on Thermal Analysis and Calorimetry
    • 発表場所
      Orlando (USA)
    • 年月日
      2016-08-21 – 2016-08-24
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi