研究課題/領域番号 |
15J03670
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
上原 健太郎 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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キーワード | イスラーム金融システム / イスラーム型担保融資 / 現代マレー世界 |
研究実績の概要 |
本年度は、まず5月に開催された第31回日本中東学会年次大会にて口頭発表を行った。また、そこで得たコメントを踏まえて、8月に開催された国際会議(International Workshop on Transformation of Socio-political Movements and Socio-economic Development in Middle East and Asia)にて口頭発表を行った。当該分野の研究者から博士論文のグランド・デザインに関する貴重なフィードバックを得ることができた。 臨地調査については、8月11日~10月12日の約2ヶ月間、マレーシアとブルネイ・ダルサラームにて行った。具体的には主にイスラーム型担保融資を提供する金融機関への訪問を通じた聞き取り調査、並びに顧客調査を実施した。そこでの調査結果の一部を踏まえて、マレーシアで開催された国際会議(6th International Symposium on Islam, Civilization, and Science)にて口頭発表を行った。加えて、そこで得られたコメントを反映しブラッシュアップした上で、報告書(Transformation of Socio-political Movements and Socio-economic Development in Middle East and Asia)に研究成果をまとめた。 また、2月6日~3月20日にマレーシアにて臨地調査を行い、金融機関に加えて中小企業への訪問を行い、それらの規模・特徴・属性や資金調達に関する聞き取り調査を行った。これは現代マレー世界におけるイスラーム金融システムの動態を説明する上で有意義な調査となった。2月に日本イスラム協会『イスラム世界』へ論文を投稿した(査読中)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査ならびにその成果の発表ともに順調に進展している。臨地調査では予定していた金融機関並びに顧客への聞き取り調査、文献調査を実施することができた。また、その成果についても国内外の学会発表、ワークショップにて口頭発表を行い、そこで得られた知見を踏まえて報告書にてまとめることができた。論文については、今年度中に投稿を行い、現在査読中である。
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今後の研究の推進方策 |
本年度の調査で明らかになった点から浮かび上がった問題意識をもとに、再び臨地調査を行い、データ収集を目指す。また、同時並行して、学会発表、ワークショップにて口頭発表を行い、それを通じて研究内容のブラッシュアップを測る。加えて、これらの結果をもとに学術雑誌へ論文を投稿する。
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