• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

トランスナショナル/ローカルな社会運動:意味と文化の社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15J04114
研究機関上智大学

研究代表者

龍野 洋介  上智大学, グローバル・スタディーズ研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2015-04-24 – 2017-03-31
キーワード社会運動理論 / トランスナショナル社会運動 / グローバリゼーション
研究実績の概要

グローバル化に伴う様々な発展は、世界各地での社会運動の波を引き起こしている。本研究ではこうした社会運動のトランスナショナル化メカニズムとともに、トランスナショナル化に伴い発生する問題意識や参加動機などの複数地域への伝播プロセスを解明することを最終目的として設定している。この目的を達成するため、本年度ではローカル空間における人々のグローバリズム、すなわち、トランスナショナルな問題意識の構築過程に着目しつつ、トランスナショナル社会運動(以下、TSM)の(1)発生、興隆、衰退、収束のプロセス、(2)運動目的が共有化/独自化と分かれていく諸要因、そして(3)運動展開と変化に係る諸要因の検討を進めた。
研究結果として、ローカス社会運動のトランスナショナル化に係るいくつかの要因の連関プロセス、すなわち、構造変化と国際制度の活用、そして地域社会の人々の意識変化の複合的・相互的な変化、並びにトランスナショナル/ローカル団体の多層的な相互作用が重要であることを捉えた。しかしながら、トランスナショナル社会運動の多様性に係る課題と変動に係る課題を残した。これらの点については、より精緻な調査を進めつつ、運動変化に係る詳細な分析を進めていく必要性を得た。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 原発政策の転換点―脱原発運動から考える地域社会の自立2017

    • 著者名/発表者名
      龍野洋介
    • 雑誌名

      第二回 東日本大震災研究交流会報告書

      巻: 2 ページ: 49-50

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] グローバルフレームとローカルフレームの関係性2017

    • 著者名/発表者名
      龍野洋介
    • 雑誌名

      コスモポリス

      巻: 11 ページ: 77-86

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] ローカル社会運動のトランスナショナル化プロセスに関する考察-辺野古・大浦湾における構造と行為の相互作用に着目して2016

    • 著者名/発表者名
      龍野洋介
    • 雑誌名

      Aglos

      巻: 特別号 ページ: 1-24

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] トランスナショナル社会運動の興隆と衰退に関する比較研究2016

    • 著者名/発表者名
      龍野洋介
    • 学会等名
      第89回日本社会学会
    • 発表場所
      九州大学、福岡県
    • 年月日
      2016-10-08 – 2016-10-09
  • [学会発表] 現代社会における社会運動の盛衰──脱原発世界会議を基準として──2016

    • 著者名/発表者名
      龍野洋介
    • 学会等名
      第1回社会運動・集合行動研究ネットワークコンファレンス
    • 発表場所
      博多市民センター、福岡県
    • 年月日
      2016-10-07 – 2016-10-07
  • [学会発表] Transnationalizing Dynamics of Social Movements: Using the Integral Approach of Social Movement Theories2016

    • 著者名/発表者名
      Tatuno, Yosuke
    • 学会等名
      The 3rd ISA Forum of Sociology
    • 発表場所
      University of Vienna,Austria,
    • 年月日
      2016-07-10 – 2016-07-14
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi