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2016 年度 実績報告書

心拍周波数・身体加速度間の協働連関指標の創出と関連因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 15J08579
研究機関京都大学

研究代表者

谷口 健太郎  京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2015-04-24 – 2017-03-31
キーワード心拍変動 / うつ / GHQ28 / 身体加速度
研究実績の概要

研究課題である心拍周波数・身体加速度間の協働連関指標の創出のために,1分間隔で取得した心拍周波数データのうちHF (High Frequency), LF (Low Frequency), TF (Total Frequency), HFnu (HF/TF) を用いた自律神経機能と身体加速度間を使い交差相関解析によりlag(両者のずれ)を得,lagについて新たに%Lag0という指標を用い,1時間あたりのlagが生じなく両時系列の協働連関が保たれている割合を表した.
%Lag0は年齢依存性が大きいことが判明しているため,高齢者(60歳以上)と非高齢成人(20~59歳)に分けた解析を行なった.被験者はそれぞれストレス指標としてGHQ28 (General Health Questionnaire 28)の質問項目について記入し,各項目,及びtotalスコアについて夜間睡眠前後1時間における%Lag0との比較を行なった.各項目及びtotalスコアについて非ストレス群・ストレス群に分けた.就寝前,起床後,HFnu-PA, LF/HF-PA間それぞれの大半の項目について,高齢者と非高齢成人群との間で非ストレス群,ストレス群共に%Lag0について有意差が見られた.また,うつ傾向について,高齢者の就寝前1時間に着目すると,同年代間においてうつ傾向が高い群ではうつ傾向が低い群に比べ,%Lag0が有意に高くなった.これらのことから,高齢者ではうつ傾向が高いと就寝前1時間において特に自律神経―身体活動間での協働連関が阻害されることが示唆された.これらは非侵襲下で行うことが可能な測定であり,このことから高齢者におけるうつの簡便で定量的な方法として応用することが可能となる.

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Depression affect the coordination between heart rate variability and physical activity.2017

    • 著者名/発表者名
      谷口健太郎,下内章人,神野直哉,精山明敏
    • 学会等名
      第94回生理学会大会
    • 発表場所
      浜松
    • 年月日
      2017-03-28 – 2017-03-30

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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