低機能自律移動端末システムに関する理論的研究として(1)fatロボット及び離散空間におけるモデルと問題の可解性の関係,(2)メモリ付き端末におけるモデルと問題の可解性,および(3)それらの応用事例に関する問題発見と解決策を明らかにした. (1)について,集合問題,ランデブー問題を中心に可解性にを明らかにした.それと同時に1点包囲問題や新たに緩集合問題を定義しその解法を提案した.(2)について,集合問題およびランデブー問題について,既存モデルでいくつかの最適解を求め,また新規端末モデルの提案を行った.(3)について,移動端末によるアドホックネットワーク上で有用ないくつかのアルゴリズムを提案した.
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