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2015 年度 実施状況報告書

全国介護保険レセプトデータ・国民生活基礎調査の整備と代表性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K00050
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

高橋 秀人  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80261808)

研究分担者 田宮 菜奈子  筑波大学, 医学医療系, 教授 (20236748)
杉山 雄大  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (20725668)
川村 顕  筑波大学, 医学医療系, 研究員 (10422198)
研究期間 (年度) 2015-10-21 – 2018-03-31
キーワード介護保険レセプトデータ / 国民生活基礎調査 / データベース / データ整備 / 拡大係数
研究実績の概要

介護レセプトデータについては5種類のファイルが提供されている(原則的には、月単位のファイルとして提供を受けている).①5341_M(22項目)受給者台帳(要介護認定者すべて)については, 同定キー:統計審査年月×証記載保険者番号×被保険者番号で約450万件/月である.
②D5(32項目):居宅サービス計画費情報ファイルは同定キー:(統計審査年月×)証記載保険者番号×被保険者番号×サービス提供年月×事業所番号×サービス種類コード×サービス項目コードであり, 420万件/月である.③H1(34項目):基本情報ファイル,件数:約900万件/月,④T1(70項目):集計情報ファイル, 同定キー:(統計審査年月×)証記載保険者番号×被保険者番号×サービス提供年月×事業所番号×サービス種類コード, 件数:650万件/月である.⑤D1(38項目):明細情報ファイルは, 同定キー:(統計審査年月×)証記載保険者番号×被保険者番号×サービス提供年月×事業所番号×サービス種類コード×サービス項目コード×順次番号で件数:2,400万件/月である.これをもとにデータベースの構築を準備している.

国民生活基礎調査については, 健康票(269項目約740,000件/調査),世帯票(248項目,約740,000件/調査), 所得・貯蓄票(191項目約90,000件/調査), 介護票(193項目,約7,000件/調査)であり, これについてもデータベースで管理するための準備を行っている.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究目的[1]全国介護レセプトデータの研究使用のためのデータ整備, [4]国民基礎調査の研究使用のためのデータ整備, 2つのデータ整備に関する基礎的準備はほぼ終了した.

これからはこれらをもとにデータベースシステムを構築し, 今後[2]全国介護レセプトデータの拡大係数の推定, [3]全国介護レセプトデータにおける各項目別レセプト点数等の推定誤差の検証,[5] 国民基礎調査における拡大係数の推定,[6] 国民基礎調査における世帯票, 所得票, 健康票, 介護票, 貯蓄票における項目別値の推定誤差の検証,[7] 全国介護レセプトデータ, 国民生活基礎調査から全国代表値の推定する方法論の構築に着手する

今後の研究の推進方策

データベース構築に関する情報をまとめ, 介護保険レセプトデータ, 国民生活基礎調査によって作成される変数に関し, 推定誤差を明示する. また拡大係数の考え方を用いて, その代表値の推定を行う. また,調査票について, 多段サンプリング法の枠組みと, [3]で得られた拡大係数について, 正規理論より代表値の分散を推定する. また実データシミュレーションによりその精度を確認する. ブートストラップ等リサンプリング法を用いてもその精度を検証する.

これらについて, 研究発表(学会等報告, 論文等報告)にも力をいれる.

次年度使用額が生じた理由

本課題は追加採択であったため, 年度の研究補助員の雇用計画, およびミーティング費用の使用に変更があり,昨年度は執行しなかった. また物品については, 最低限のシステムを用意したところである.

次年度使用額の使用計画

本年度はデータベースシステムを充実させる. また本年度は分担研究者に配分し, それぞれの研究に取り組んでいただく.

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公開日: 2017-01-06  

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