研究課題
今年度は、前年度までに準備したプログラマブル遅延素子を含んだ束データ方式よる非同期式回路のモデルの変更、およびXilinx FPGAに非同期式回路を実装するための設計支援ツール開発を中心に研究を行った。非同期式回路のモデリングでは、回路面積や遅延のパターンを念頭に、複数のプログラマブル遅延素子の構成を検討し、モデリング、および論理シミュレーションを行った。Xilinx FPGAに非同期式回路を実装するための設計支援ツール開発に関しては、必要となる設計制約生成、タイミング検証、および遅延調整の全てを自動化するプログラムを完成させた。その後、2つのベンチマーク回路を対象に、生成したプログラムの支援の下、非同期式回路を設計し、動作検証および評価を行った。また、評価の段階で、期待する性能が得られなかったため、配置制約を用いた性能最適化を検討し、配置制約を自動生成するプログラムを実装した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
IEICE TRANSACTIONS on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences
巻: E102-A, No. 7 ページ: 印刷中