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2018 年度 研究成果報告書

プログラム意味論に基づく先進的なプログラミング環境の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 15K00090
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ソフトウェア
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

浅井 健一  お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (10262156)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード開発環境 / 関数型言語 / 型システム / 型デバッガ / ステッパ / 初心者プログラミング教育
研究成果の概要

初学者にも利用可能な先進的なプログラミング環境を構築した。プログラムの静的な意味論(型システム)に関する支援として、型デバッガに型スライサを組み込み、型デバッグ時の質問の回数を減らすとともに、型デバッガの効率化を行なった。また、構文の支援としてブロックインタフェースを構築し、構文エラー、型エラーの起こらない環境を提供した。プログラムの動的な意味論(実行)に関する支援としては、例外処理やモジュールをサポートしたステッパを実装し、実行の様子を簡単に観察できるようにした。

自由記述の分野

プログラミング言語

研究成果の学術的意義や社会的意義

プログラミングには、構文エラーや型エラー、実行時のエラーなど、必ずしもプログラミングの本質には関係しない困難を伴う。本研究は、適切な環境を構築すれば、これらのエラーの多くは取り除くことができることを示している。特に、プログラミング初学者は、これらの困難に足をすくわれることが多く、このような環境は重要であると考えられる。実際、本研究で構築したステッパを使った授業では、理解の役に立ったという反応を得ている。今後、小学生のプログラミング教育が始まることなどを考えると、このような技術はさらに重要になっていくと予想される。

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公開日: 2020-03-30  

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