研究課題/領域番号 |
15K00119
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
大野 浩之 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (90213818)
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研究分担者 |
北口 善明 東京工業大学, 学術国際情報センター, 准教授 (30537642)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | インターネット技術 / ネットワーク構成 / ネットワーク運用 / ネットワーク管理 / IoT / 情報セキュリティ / ソーシャルネットワーク / ものづくり |
研究実績の概要 |
多数の超小型の電子機器や無数の超小型のセンサやアクチュエータ類が世界規模で相互接続可能に なる情報通信ネットワークの新たな時代が到来し、IoT(Internet of Things) という用語も広く知られるようになった。われわれは本研究において、Raspberry Gate (IoT デバ;イスの情報セキュリティ確保に資する超小型のセキュリティ ゲートウェイ装置)および,Raspberry Guardian(Raspberry Gateのセキュリティ更新と適切な設定の維持を担保する機能。ソーシャルネットワー クを活用した意思決定機構とそれを利用した意思決定に同期した運用体制を提供するのが特徴)の研究開発を行なった。Raspberry Gate の開発は順調に進んだが、Raspberry Guardian の開発および「海外も視野にいれた本格的な普及啓発や標準化活動」には時間を要したので、研究期間を1年間延長した。通算3年度目にあたる2017年度の後半からの1年間、代表研究者の大野はサバティカルを取得し、サバティカル期間の後半の4ヶ月強をカナダ国ノバスコシア州ハリファクスの州立ダルハウジー大学で研究活動を行う機会を得た。この期間中に、当初の目標であった海外での普及啓発活動を実施でき、Raspberry Gate / Raspberry Guardian の技術移転を実施するとともに、Raspberry Gate / Raspberry Guardian の評価や今後の展開を研究テーマとする大学院生を指導することになった。これにより、2019年3月末を超えてしまうものの、ダルハウジー大学での大学院生の指導を通して、海外での継続的な普及啓発活動と、その先にある標準化活動が十分可能になった。
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