科学技術シミュレーションやデータサイエンスなど、様々な分野の大規模並列プログラムで広く用いられている集団通信について、事前に通信相手や通信データの場所、大きさなどを登録することにより効率的な実行を可能とする、準備型インタフェースを提案し、プロトタイプを実装した。このインタフェースは、同じパターンで何度も集団通信を実行する際に、通信のためのネゴシエーションなどの処理が不要となる上、計算と通信を並行して進めることで、実質的に通信時間を隠蔽することが出来る。実験により、提案したインタフェースの通信効率化の効果を確認した。
|