本研究では自動車運転時における散漫運転を検知するため推定方法を研究し,本推定方法を用いた動的な検知システムを開発した.具体的には,まず,眼球運動測定装置および三次元カメラセンサを用いた視線情報および表情情報を動的に収集するソフトウェアを開発した.次に,得られた情報から,論理型機械学習器を用いた居眠り状態を含む散漫状況を検知するための学習ルールの生成を実施した.また,地図情報上の危険位置特定ソフトウェアを開発するとともに,運転中に地図情報および散漫状況を動的に確認することで,危険位置における散漫が生じていないかを確認するためのソフトウェアおよびタブレットPC上のユーザインタフェースを開発した.
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