研究課題
本申請課題の目的は、人の日常的な活動を支援する情報提示空間の実現を目指し、自然かつ効果的に人の注視を誘導するため、プロジェクタとカメラから構成される投影型複合現実感技術による注視誘導の確立である。実平面上の対象に注視を誘導するため、視覚的顕著性に基づく補正光の投影法を提案した。提案手法では、カメラより取得した画像中において、指定した領域の視覚的顕著性が最も高くなるように輝度と色相をプロジェクタによる変更が可能な範囲で再配色を行い、それに基づき補正光の投影を行った。最終年度は特に評価実験と手法の改良を行った。評価実験では、再配色結果及び補正光投影結果に対し顕著性マップによる評価を行い、提案する再配色法及び、本手法による補正光の投影結果に注視誘導に対する有効性を確認した。また、本手法による投影結果と白色光の投影結果との比較を行うことで、本手法の有効性を確認した。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)
IEICE Transactions on Information and Systems
巻: Vol. E100-D, No. 6 ページ: 1339-1349