観光地等のハザード箇所の情報を,自転車により自動検出し,更に,この情報を,自転車間で共有するシステムに関する研究を行った.特に,ハザード検出手法の開発,及び運転者のスキルの自動判別には力を入れ,プローブ自転車,および,スマートフォン装着自転車を用いた検出手法を提案した.ただし,データ取得のために危険箇所を実走行することは危険である.そこで,研究後半では,3Dグラフィックスにより合成された仮想都市内を走行する自転車シミュレータを開発した.自転車の傾斜制御にはACサーボモータを採用した.今後は,制御モデルの改良を行い,高齢者の自転車操縦能力の判別手法の研究に発展させたい.
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