本研究では,可視化結果及び解析結果より,ユーザの求めるパレート解群を選択してもらい,それらのパレート解が持つ評価値ベクトルをReference Pointとした上で,原点とReference Pointとを結ぶReference Lineを形成し,進化計算手法による再探索を行うDeep Search手法を開発した.さらに,このDeep Searchにおける独創的な方法として,Reference Line の原点をユーザの嗜好に合わせて任意に移動させることで,追加探索において求める解の性質を決めることを可能とした.多目的実数ナップサック問題に提案した手法を適用し,その有効性を示した.
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