“心地よさ”という概念の基、「潜在記憶」、「視聴覚の相互作用」、および「計算モデルの構築」という異なる3側面から包括的な実験研究を行った。たとえば、照明と室内空間の雰囲気との関係に関する実験研究である。癒し空間と通常空間という異なる2種類の室内空間に対して,癒し照明と通常照明を用いて,その印象および好悪の変化を調べた. その結果,1)照明による印象の変化は,インテリアによって形成された雰囲気を変えるものではないこと,2)照明の癒し空間,通常空間いずれの場合においても,癒し照明を用いると,その空間に対する好感度が上昇することが明らかになった.
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