研究課題
本研究課題においてこれまでに実現した階層型描画アルゴリズムを精緻化し、適応型同期最適化アルゴリズムを実現した。さらに、これらの技術に基づくリアルタイム協調作業用アプリケーションを試作した。特に、アプリケーションウィンドウを仮想的に共有するための新たな同期技術の開発を行った。具体的には、新たな技術としてWebRTCに基づくアプリケーション仮想実行技術を開発した。上記技術を用いて、多数の端末を用いた教育を支援するための学習支援環境を実装した。本学習支援環境では、多数の端末間におけるリアルタイムなアプリケーションウィンドウの共有を実現した。本環境は、多数の端末上で実行中の複数のアプリケーションウィンドウから構成されるデスクトップ画面を構成可能にし、効果的な演習支援のための要素技術として有益である。ここでは、多数のアプリケーションウィンドウの同期におけるリアルタイム性の低下が課題となった。本課題を解決するために、独自の WebRTC SFU (Web Real-Time Communication Selective Forwarding Unit) を開発することで、多数の端末における多数のアプリケーションウィンドウの共有を実現した。関連する成果を、論文誌1編、国際会議5編で発表し、高い評価を得た。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 5件)
CSII2018
巻: vol. 1, no. 1 ページ: to appear
International Journal of Smart Computing and Artificial Intelligence
巻: vol. 1, no. 2 ページ: 59-75
Proceedings of the International Conference on Web Intelligence 2017
巻: vol. 1, no. 1 ページ: 1207-1213
ESKM2017
巻: vol. 1, no. 1 ページ: 1-6 (CD-ROM)
SCAI2017
巻: vol. 1, no. 1 ページ: 1-6 (CDROM)