Webを用いた協調作業をリアルタイムにすることは、多様な協調を可能にし、イノベーションを活性化するための喫緊の課題である。Webアプリケーションを協調可能に改修する場合、実行環境を考慮した環境に適応した協調作業が可能にすることが要求される。HTML5のCanvas要素を用いて、Web上での手書き文字や図形の描画などの同期を考慮した場合、無駄な描画が発生するという課題を解決する必要がある。本研究では、描画内容と実行環境を考慮して適応的に最適な同期手順を導出するために、Canvasの最適な階層構造および実行環境に適した同期情報の表現形式を高速に最適化するための高度なアルゴリズムを新たに実装した。
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