研究課題
本研究では,ミュージアムにおけるオープンデータの情報共有・配信基盤の構築と,これらを活用したアプリケーションの開発およびその実践的活用を目的とする.特に自治体の出先機関でもあり,同時に生涯学習の場として市民との接点が多いサイエンスミュージ アム等では,これまでの行政機関としての情報公開のみならず,新たな学習教材開発等の具体的側面からも各種方策が求められている.本研究では,近年期待が高まるオープンデータ推進を加速させる情報基盤プラットフォームの開発をミュージアムに特化した形で実現する.最終年度となる平成29年度には、初年度および2年度目に構築したプラットフォームおよびアプリケーションの最終評価を行うため,名古屋市科学館学芸員や名古屋大学をはじめとする愛知県内の大学研究者,およびインターネットコミュニティ上の協力者からの助言を得つつ実証試験を実施した.・名古屋市科学館での、画像オープンデータを活用した星空観測の適時情報通知システムの開発と実証実験の実施。・長野県須坂市での須坂市中央公民館主催事業「こども21すざか未来大学星空観察会」(計2回)および峰の原高原観光協会主催事業である「星空観察会」(計3回)における、屋内および屋外でのオープンデータを活用したアプリおよび学習教材の活用。・名古屋市科学館および半田空の科学館における皆既月食イベントを共同開催と、オープンデータを活用した教材開発およびインターネットによる情報配信の実施。・名古屋市科学館をはじめとするサイエンスミュージアムや個人が投稿可能な写真のオープンデータを投稿可能なウェブシステム「写真オープンデータサイト」の試作。
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Journal of Global Tourism Research (JGTR)
巻: Vol.2, No.1 ページ: 59-65
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