本研究はCGM(Consumer Generated Media)における(1)コンテンツの多様性動向の定量的評価と,(2)利用者のコンテンツ選択モデルの確立を目的とした。動画,小説,学術論文を対象にした。(1)について,多様性を定量評価する指標を3つ提案した。類似度総和指標を用いた結果,動画と小説について,多様性減少傾向を確認でき。学術論文は多様性あることも確認した。(2)について,コンテンツ閲覧数分布調査で,全体的に対数正規分布であること,ジャンル毎に分布が異ることを確認した。回帰分析で閲覧数を推定した結果,良い推定精度を得たものの利用者のコンテンツ選定を決定づける要因は確立できなかった。
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