研究課題
基盤研究(C)
暖候期晴天日の京阪奈地域周辺では、日の出後の混合層の発達に伴い、上空の風の影響を受けた風が10時頃から地上で吹くようになり、その後、大阪湾からの海風が侵入してくる。谷や山の斜面の近くでは、夜間に局所的に山風が吹き、日の出から数時間の間にその風向きが逆転する。暖候期晴天日の夕方に京阪奈地域で吹く風は、弱風、西寄り、東寄り、北寄りの4つのタイプに分類された。西寄りの風が吹く海風日では、弱風日に比べて、京阪奈地域の日最高気温の時刻や光化学オキシダント濃度が高くなる時刻が早くなる傾向がみられた。
気象学