放射線施設の排気口のトリチウムガス濃度に対する規制値 (3x10-3Bq/ml) に対応できるモニターを開発するため、既存の試作機に抜本的改良(①比例計数管の陰極材料及び陽極芯線の太さ、②計数ガスの種類、圧力及び流量③遮へい材料及び厚さ④計数ガス用温度、圧力、湿度センサーの取付⑤連続自動測定のためのソフトウエアーの開発)を加え空気中トリチウムガス濃度に対する感度の改善を図った。検出感度の下限値は1.2 x10-3Bq/mlになり、初期の目的は果たせたと考えている。信頼性の高い定量測定のためには比例計数管のトリチウムに対する検出効率を評価する必要がある。現在、評価のための実験を継続中である。
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