研究課題
有機イオン会合体その場生成/マイクロ液相抽出における基礎研究として、水相からその場で生成させた有機イオン会合体相に、目的成分が定量的に抽出されるための詳細な条件について検討した。さらに、有機イオン会合体相が、遠心分離することなく自発的に相分離するための条件についても検討した。ビスフェノールAおよびエストロゲン(17β-エストラジオール、エストロン、17α-エチニルエストラジオール)を有機イオン会合体その場生成/マイクロ液相抽出により高濃縮後、HPLC/電気化学検出器により測定し、河川水の定量に応用した。有機イオン会合体相マイクロ抽出により亜硝酸イオンを濃縮/吸光光度定量する方法を開発し河川水へ応用した。RSC Tokyo International Conference 2017において2件(In situ Micro Organic Ion Associate Phase Formation for Preconcentration and GF-AAS Determination of Trace Heavy Metals in Environmental Water、外)発表した。日本分析化学会第66年会において1件(アルミニウムの濃縮/定量法の開発と富山湾沿岸海水および河川水中の懸濁物質の定量への応用)発表した。平成29年度日本化学会北陸地区講演会と研究発表会において数件(有機イオン会合体の自発的相分離を利用する亜硝酸イオン濃縮法の開発と環境水への応用、水相から生成する有機イオン会合体相抽出による微量ビスフェノールAおよびエストロゲンの濃縮/HPLC/電気化学検出法の開発、外)発表した。有機イオン会合体その場生成/マイクロ液相抽出/逆抽出によるカドミウム、ニッケル、鉛の黒鉛炉原子吸光光度定量法を開発し、環境水(海水、河川水)へ応用した論文を投稿した。
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