ウキクサ亜科植物の一つであるコウキクサの生育を2倍以上促進する菌株としてLA-C6株、SP-2-C10株をコウキクサの葉状体を分離源として取得した。また、これら2株には藻類に対する生育促進効果も見出された。 さらに、有害化学物質分解菌として、フェノールやトリクロロエチレンなどの分解に関与するdmpN遺伝子を保有する菌株27株をウキクサ亜科植物の葉状体から分離した。これらの菌株のうち、21L25株、22L16株、22L21株、32L3株、22L7株を導入したウキクサにおいて、フェノール分解機能の強化に成功した。また、22L7株に関しては、コウキクサに対する生育促進活性も見出された。
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