リンは多く分野に重要な役割を果たし、再生できない資源の一つである。日本は世界の8番目のリンの消費国であり、すべてのリンを海外から輸入に依存している。本研究は熱水前処理と嫌気性消化と好気性グラニュール化のコンビ―ネーションによって廃棄活性汚泥からリンの高含有グラニュール生産を実現する可能性等を検討した。熱水処理条件の最適化により、汚泥からのメタンガス生産性が改善された結果、エネルギー収支の面からも、前処理法は効率的な方法であると明らかになった。また、合成した消化液或いは廃水を用いてグラニュール化した結果、6-10%のリンを含有し、そのうちリンの生物学的利用性は95%に高いグラニュールを得ました。
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