透明度の増加がみられ湖底の光量が増加していると考えられる琵琶湖において、光量と底泥上の藻類量、底生動物の現存量との関係を現地調査によって解析した。光量と底泥上の藻類量のそれぞれの季節変化の間には正の相関関係がみられ、光量の増加が藻類量を増加する可能性が示唆された。底生動物の現存量は分類群ごとに相関のある要因が異なり、カワニナ類において現存量と底泥上の藻類量との正の相関がみられた。 大型甲殻類(エビ類、ヨコエビ類)について、分布の変化やその要因、種間関係についての野外調査を行い、特にヨコエビ類の外来種による影響を示すことができた。
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