日本では、特に北海道と九州においてフットパス・トレイルの整備が進んでいるが、北海道は「歩く」こと自体を重要視した整備、一方で九州はイングランドのWaWと提携しつつ「地域活性化」を重要視した整備を行っており、方向性の違いがある。ランナーやバイカー向けのトレイルの整備が進みつつあるニュージーランド、都市近郊でのトレイル整備が進んでいる台湾やシンガポールでの調査も実施した。特に東アジアでのフットパスやトレイルの整備は、公道を中心に設置され、私有地に関して調査は不十分であるがカナダと同じく親切な許可形式によるオープン・アクセス化を行っているようである。
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