誰でもプラスに評価するホスピタリティ表現を商店街等の整備に使うため、本研究はそれを「ホスピタリティ・デザイン」に整理し活性化方策として構築することを目的とした。 商店街を、公共空間と沿道商業施設とに分け、それぞれについてホスピタリティ表現を型として整理した。また、建物よりも演出の設置物の方がより客の評価に効き、従ってコストのかかる建物ではなく低コストの演出物の整備が重要と言えるなど、様々な知見を整理した。商店街の活性化戦略では建物ではなく店前演出に焦点を絞り、多くの店が高質のホスピタリティ表現により演出をすることが重要で、それには各演出物について質の見極めが重要であることがあらためてわかった。
|