研究課題/領域番号 |
15K00727
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
大浦 麻絵 札幌医科大学, 医学部, 助教 (40404595)
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研究分担者 |
森 満 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50175634)
鈴村 美和 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (90758674)
助友 裕子 日本女子体育大学, 体育学部, 准教授 (50459020)
片山 佳代子 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), その他部局等, 副技幹・主任研究員 (70584374)
時沢 亜佐子 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (40722294)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 保育士 / ワークライフバランス / 抑うつ / コーピング |
研究実績の概要 |
日本における保育を取り巻く環境は大きく様変わりしている。女性の社会進出に伴い、保育所受入数の不足や保育士不足は大きな社会問題の一つである。また、保育施設は就労者のみならず、通院や入院時の保護者も利用しており医療の面からも欠かすことのできない社会的資源の一つである。一方で保育者の離職の多さは指摘されており、喫緊に取り組まなければならない課題である。しかし、我が国においては保育士に注目した研究はあまり取り組まれていない。そこで我々は保育士に対する2年間の縦断研究を計画した。 以下、これまでの研究経過を簡略に示す。札幌医科大学倫理員会の承認を受け、北海道札幌市の乳幼児保育施設に勤務する保育者を対象としたパネルスタディを継続している。第一回目の調査は2015年11月~2016年8月、358人の保育士が参加した。対象者は女性348人(97.2%)、平均年齢(±標準偏差)36.9(±11.4)歳、平均保育歴(±標準偏差)11.7(±8.6)年、平均現在の保育機関勤務歴(±標準偏差)6.8(±7.1)年、管理職者(園長、主任等)は64人(17.9%)、平均睡眠時間(±標準偏差)は6.2(±0.9)時間、現在喫煙者は36人(10.1%)、保育職を継続したいと思っている者は320人(89.4%)であった。 第2回調査は2016年10月から実施し回収中である。現時点での追跡完了者は291人(追跡率81.3%)である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2回目の調査票の回収完了には未だ時間を有するが、80%以上の追跡は完了している。
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今後の研究の推進方策 |
2017年に予定している第2回目の追跡調査も準備は完了している。
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次年度使用額が生じた理由 |
2回目の調査が完了していないため謝礼の繰り越しが出た。
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次年度使用額の使用計画 |
今年度に行われる3回目の調査で繰越金は使われる
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