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2017 年度 実績報告書

ユーザーにフレンドリーな高精度3次元ファッション・デザインシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K00759
研究機関大妻女子大学

研究代表者

團野 哲也  大妻女子大学, 家政学部, 教授 (80275437)

研究分担者 増田 智恵  三重大学, 教育学部, 教授 (60132437)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード3次元ファッション / 着装シミュレーション / 3次元人体計測 / タイトスカートの仮想自動作成システム / フレアスカート / KES
研究実績の概要

【研究の目的】本研究は,ICT を利用したファッションオーダーシステムの開発において,着装シミュレータが“3次元”で一般消費者に使いやすく,かつ精度の高いシミュレーションを実現できるための要件を検討する.これにより“ユーザーにフレンドリーな高精度3次元ファッション・デザインシステムの開発”のための基盤を構築する.そして今後のインターネットのサイトを利用した,日本のアパレルファッションの世界的発展と,消費者にやさしい衣生活を支援することを目的とする.
【研究概要】3次元シミュレーションに最適な,開発メーカーとのカスタマイズの検討と改善を行い,本研究用着装シミュレーションソフトウェアを開発した.このソフトウェアを用いて72 種類のフレアスカートについて,シミュレーションを行った.また,タイトスカートとフレアスカートの3次元測定値から,幾何学的なパラメータとして,点集中ガウス曲率,点集中測地曲率,点集中平均曲率を計算して,加齢による体型変化や,使用するテキスタイルの力学物性との間に関係を見出すことができた.
【最終年度の実施状況】2016年度の成果に基づき,3次元着装シミュレーションソフトウェアに実装した3次元座標比較用の基準点プロット追加機能を用いて計算を行った.計算のパラメータとして,三世代の女性体形,3種類のフレアー量,6種類の布の力学的性質を用いた.(團野)
3次元仮想空間内で生成したタイトスカートの表面パラメータとして,点集中ガウス曲率と点集中測地曲率を計算し,曲面の形状を分類した.またフレアスカートについてSD法により得られた感度イメージと布の力学的性質やスカート形状についての関係を調べた.(増田)

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] Extraction of 3D Tight and Flared Skirt Curved Shapes by Relating Sensitivity Images and Physical Properties with 3D Curvature Values2018

    • 著者名/発表者名
      Tomoe MASUDA, Minami WADA, Kaori MURAKAMI, Hiroko YOKURA
    • 雑誌名

      Journal of Textile Engineering

      巻: 64 ページ: 1-10

    • DOI

      https://doi.org/10.4188/jte.64.1

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Surface Shape Features of 3D Tight-Fitting Skirts Using Angle Curvatures in Virtual Reality2017

    • 著者名/発表者名
      Tomoe MASUDA
    • 雑誌名

      Journal of Textile Engineering

      巻: 63 ページ: 121-129

    • DOI

      https://doi.org/10.4188/jte.63.121

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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