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2015 年度 実施状況報告書

小児における食品摂取パターンと口腔環境―齲蝕と酸蝕症の食基盤型予防対策への展開―

研究課題

研究課題/領域番号 15K00817
研究機関岡山大学

研究代表者

仲井 雪絵  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70284073)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード食事調査 / 3-day diet record / 齲蝕 / 酸蝕 / 齲蝕誘発性食品
研究実績の概要

本研究は小児期から齲蝕・酸蝕症を包括的に予防する食基盤型戦略を企図することが目的である。
まず本年度は,齲蝕と食事要因の関連に焦点を当てた研究を実施した。先行研究においてFFQ(Food frequency questionnaire)から得られた食事要因と,齲蝕原性細菌数を指標とした齲蝕活性の関連性を実証した。今回は齲蝕活性度として歯垢構成細菌の酸産性能に着目し,食事要因をより詳細に検討するための方法として3-day diet recordを用いた。
食事指導を受けたことのない幼児(1~5歳)の保護者に対し,子の飲食内容とタイミングについて3日間分の詳細な記録(3-day diet record)を依頼した。Palmerの齲蝕誘発性分類によって摂取品目ごとに摂取内容と摂取頻度からスコア化し,食事性齲蝕誘発性指数(Dietary cariogenicity score)を試算した※Dietary cariogenicity score=Σ(Palmer cariogenicity classificationより重みづけ得点×各食品項目の摂取頻度)。Dietary cariogenicity scoreは,対象者に対して食事調査の前に口腔内診査ならびにカリオスタット試験を実施し,歯垢構成細菌の酸産生能および齲蝕罹患状況を求めた。それらをアウトカムとし,3-day recordより得られた食因子の寄与について分析・検討した。その研究成果の一部を平成28年5月に開催されるアジア小児歯科学会において発表する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画で当初予定していた検討評価が行えたことから、本研究計画はおおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

今後も申請時に記載した研究計画に基づき研究を遂行する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Diet and plaque acidogenicity potential in early childhood caries2016

    • 著者名/発表者名
      Yukie Nakai, Yukako Mori, Chikako Shinga-Ishihara, Izumi Tamaoka
    • 学会等名
      10th biennial conference of the pediatric dentistry association of Asia(第10回アジア小児歯科学会)
    • 発表場所
      東京ドームホテル
    • 年月日
      2016-05-27 – 2016-05-28
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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