| 研究課題/領域番号 |
15K00841
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(C)
|
| 配分区分 | 基金 |
|---|
| 応募区分 | 一般 |
|---|
| 研究分野 |
食生活学
|
|---|
| 研究機関 | 和洋女子大学 |
|---|
研究代表者 |
本 三保子 和洋女子大学, 家政学部, 准教授 (30322613)
|
|---|
| 研究分担者 |
鬟谷 要 和洋女子大学, 家政学部, 教授 (20251465)
岡本 由希 和洋女子大学, 家政学部, 准教授 (20348379)
仲村 麻恵 和洋女子大学, 家政学部, 助手 (40736170)
|
|---|
| 研究協力者 |
室田 明彦
田中 克幸
金子 健彦
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
| キーワード | 海藻 / フコイダン / 至適分子量 / 生活習慣病 |
|---|
| 研究成果の概要 |
海藻から抽出したフコイダンの糖質消化酵素阻害作用を比較した。その作用は、海藻の種類によって差があること、それぞれに異なる至適分子量域が存在することを明らかにした。次に、選抜したフコイダンの2型糖尿病モデルマウスに対する抗糖尿病効果を検討した。至適分子量域フコイダンの長期摂取により、血糖値の上昇が抑制された。さらに、選抜したフコイダンの健常成人に対する食後血糖上昇抑制作用を検討した。至適分子量域フコイダンを含有する海藻の摂取により食後血糖値の上昇が抑制された。以上の結果より、含有フコイダンが至適分子量域になるように調理した海藻は2型糖尿病の発症・進行を予防できる可能性が示唆された。
|
| 自由記述の分野 |
栄養学
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでフコイダンの生活習慣病予防効果を検討した報告は少ない。さらにその効果の分子量活性相関を検証した報告は皆無である。各種海藻フコイダンには糖質消化酵素阻害作用を最大に発揮する至適分子量域が存在することを見出した。選抜した至適分子量域の海藻フコイダンの長期摂取による2型糖尿病モデルマウスに対する抗糖尿病効果を見出した。さらに含有フコイダンを至適分子量域に調理した海藻の単回摂取による健常成人に対する食後血糖上昇抑制効果を明らかにした。以上より、含有フコイダンを至適分子量域になるように調理した海藻は生活習慣病の発症・進行を予防できることが示唆され、国民の健康維持・増進に大きく寄与できると考える。
|
