現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究では災害時に派遣される派遣者への調査を予定していた。しかし、度重なる自然災害の多発により、派遣者の協力が非常に困難な状況が続いている。そこで昨年度、郵送留め置き法ではなく、より簡便に回答できるオンライン調査に変更し、災害支援活動に影響が少ない方法で行う方向で見直しを行った。 しかし、令和2年度も引き続き梅雨前線に伴う豪雨災害や台風被害により災害支援者は災害対応に追われた。さらに、今年度の新型コロナウイルス感染症の蔓延により、本研究の調査対象者である災害時対応医療者が新型コロナウイルス感染症の対応にも当たっており、医療がひっ迫している状況下で、簡便な調査であっても協力を得ることが出来なかった。 そこで、災害派遣者として当初予定していた医療者ではなく、ボランティア等で災害時に支援を行う派遣者を対象として、より簡便に回答できるオンラインを用いて行われたウェブ調査を活用し、本研究の目的に沿う解析を行う予定である。 そのため、当初の計画のうち、既存資料の分析および最終目的のシステム構築について「仕組み」について重点的に実施した。 ・災害時に欲しかった支援(Harada, Tsuboyama-Kasaokaら、IJERPH, 2020)。・災害時の母子における課題(Tsuboyama-Kasaokaら、IJERPH, 2021, 濱田, 笠岡(坪山)、小児保健研究、2020)。・避難所の食事を改善する要因(Miyagawa, Tsuboyama-Kasaokaら、Jpn J Nutr Diet, 2020)以上、4点より進捗状況を評価した。
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