• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

高齢者の健康長寿を目指した栄養学的検討 ~食行動を介した遺伝子多型の影響~

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 15K00873
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 食生活学
研究機関島根大学

研究代表者

山崎 雅之  島根大学, 学術研究院人間科学系, 准教授 (60379683)

研究分担者 磯村 実  島根大学, 学術研究院人間科学系, 教授 (40272497)
矢野 彰三  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (80403450)
研究協力者 塩飽 邦憲  
並河 徹  
武田 美輪子  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード栄養摂取割合 / 食事調査 / 中枢神経 / 食行動 / 遺伝子多型 / 肥満および肥満関連疾患 / コホートベースラインデータ
研究成果の概要

大規模なゲノムワイド関連解析(GWAS)で見つかっている肥満をはじめとする生活習慣病に大きく関わる遺伝子多型は,中枢神経で働き、食行動に関連している可能性が考えられるものが多い。我々もこれらの遺伝子多型と肥満,肥満関連疾患の関係は報告してきたが,食行動、栄養摂取に関する知見を得るに至っていない。そこで我々は中枢神経で作用する遺伝子の多型と栄養素摂取割合、肥満および肥満関連疾患の関連を解析した。CNR1多型、MC4R多型の肥満者の多い遺伝子グループで栄養摂取割合や総エネルギー摂取量に違いがみられた。今回の結果は、遺伝子の影響を排除可能な食生活、栄養指導を考慮する上で基礎となると考えられた。

自由記述の分野

衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

健康日本21(二次)では,高齢社会を見据えて,健康寿命の延長を目指しており,栄養(適正な量と質の食事)の重要性を挙げている。しかし,これまで公表された報告では,日本,外国ともに共通して,断面研究での食事摂取頻度(栄養素割合)調査が多く,食事と健康の因果関係が明確でない。また、肥満、メタボリックシンドローム罹患者の減少を目指しているが、男性の中高年では未だに約30%が肥満である。地域住民を対象として高齢者に焦点を当て,健康寿命の延伸を見据えた栄養学的検討も非常に少ない。本研究では、食行動を中心として、遺伝子の影響を考慮した、さらには遺伝子の影響を排除可能な食生活、栄養指導に貢献できる。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi