研究課題
基盤研究(C)
本研究では、アミノ酸成分表を用いた推定値とアミノ酸分析値との違いから、アミノ酸成分表2015年版を用いた推定値の妥当性を評価した。分析値と推定値は14日間で評価した場合には顕著な違いは認められなかったが、1日単位で評価した場合には顕著な違いが度々見られた。これらの結果は、アミノ酸成分表には偶然誤差が存在するが、習慣的なアミノ酸の摂取量の評価に必要な系統誤差は小さいこと示唆している。今後、基準窒素量に窒素-たんぱく質換算係数を乗じて算出したたんぱく質量は、アミノ酸残基の総量から算出したたんぱく質量に換算する必要がある。本研究において、我々はこの換算係数(0.92)を明らかにした。
複合領域(基礎栄養学)