研究成果の概要 |
緑茶は世界で広く飲用されており、その主成分はEGCGであり、抗酸化作用を有する。今回、老齢ラット脳外傷モデルを用いてEGCG飲料による脳外傷後の脳機能の改善効果を調べた。24か月齢のwistar rats に0.1%ECGC(ECGC群)またはwater(water群)を受傷前4週より与え受傷させた。脳外傷後にwater飲料群はssDNA, 8-OHdG, 4-HNE陽性細胞及び過酸化脂質量の有意な増加認めた。EGCG飲料群でNeuN陽性細胞数で有意な増加を認めた。脳機能評価でEGCG飲料群で有意な改善効果が認められた。脳外傷後に起こる脳機能不全をEGCG飲料群は有意な改善効果をしめした。
|