本研究は災害に対して身の安全に関わる耐震性能についての建築教養と、地球が直面する地球温暖化に対する基礎教養(省エネ)も獲得することを目的とした。建築講座はN市の中学校に10年間、その他高校生や小学生にも継続実施した。 特徴は1/10組立模型を使い建築領域を横断的、総合的に理解させる体験型カリキュラムにある。中学校の数学や理科で習う原理とそれが具体的に使われている建築領域での事象を結びつけ、空間認識力、耐震構造、制振構造、光環境、熱環境、音環境、空気環境などの諸事象を模型で体験するアクティブラーニングを試みている。座学の知的理解と模型による体験的理解 により真の理解に達することを目指した。
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