研究課題
(1)研究代表者、研究分担者、および研究協力者であるNPO法人M2M・IoT研究会と大学院生、学部生による教育・研究推進会議を毎月実施し、外部センサー接続型携帯端末を用いて利用者自らが課題解決を行う教育システムの開発推進を、産業界、教員、学生の連携で実施した。(2)M2M/IoT教育用カリキュラムを、文系(保育士、看護師、栄養士)、非ICT系理工系(機械、電気電子等の理工系一般)、ICT理工系に分け、それぞれに必要なM2Mに関するセンサー、デバイス、ネットワーク、プラットホーム、アプリケーションの知識体系とモデルカリキュラムを進めた。モデル教育カリキュラムの構築にあたっては、M2M・IoT研究会の会員である各系の大学関係者の要望を反映させ、学修教育目標、学修成果の評価、学修時間、教育形式(講義とプロジェクトベースラーニングの組合せ)を設計した。(3)教育用プロトタイピングシステムを、文系、非ICT系理工系、ICT理工系に分け構築開始する。まず、文系(保育、看護などの職業系)から開始し、当該分野の学生、教員のニーズにそって容易にプロトタイピングができるシステムを設計した。対象となるセンサーの選択、パソコンベースのM2Mゲートウェイと簡単に利用できるクラウドサービスを統合した環境を整備し、ICT専門外の学生がニーズ、アイデアを実現し、イノベーションに参加できる環境整備を進めた。(4)さいたま市との連携により、プロトタイピング工房を大学内に設立し、さいたま市の中小企業の技術者と学生との連携による、外部センサー接続型端末を用いた課題解決のワークショップ活動を実施した。その結果、農業向けIoTに関するプロトタイピングの成果を得た。(5)教育用プロトタイピングシステムを大学生の教育研究に適用し評価した。その対象は、多様なセンサーを用いたM2M/IoTシステムとした。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (18件) (うち国際学会 13件)
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